【投資】米国株を購入から配当金受取までにかかる手数料や税金
FIRE目指して
米国ETFに投資をしています
FIRE達成後を考えた時、
米国株から配当金を受けるには、日本円からドルを買うための手数料や外国株式の取引手数料、配当金に掛かる税金など、種々の手数料や税金が発生してしまいます
今回は、いまいち配当金を受け取るまでの手数料や税金がどのくらいかかっているのか理解していなかったので、今回は配当金を受け取るまでの流れをまとめてみました
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購入から配当金受取までの流れ
日本円
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米国ドル【為替手数料】(米国株を購入するにはドルに両替する必要がある)
↓
米国株購入【買付手数料】(購入時には各証券会社ごとに設定された買付手数料が必要)
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配当金受取【税金】(配当金を受け取る際に米国と日本でそれぞれ税金がかかる)
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米国ドル (配当金は米国ドルで受け取る)
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日本円【為替手数料】(日本円で使用するため両替を行う)
実際にかかる手数料と税金
今回は住信SBIネット銀行とSBI証券で取引する場合を考えてみます
1、ドルに両替
米国株を購入する際は基本的に米国ドルで購入することになります
SBI証券では円で直接米国株を購入することができますが、後述の通り手数料が高くなります
為替手数料を抑えるため住信SBIネット銀行を利用しドルに変換します
【住信SBIネット銀行での手数料】
・外貨普通預金で1ドルあたり4銭
・外貨積立購入で1ドルあたり2銭
・SBI証券にドルを即時入金でき手数料無料
【SBI証券で円で直接購入時の手数料】
・1ドルあたり25銭
SBI証券で直接米国株を購入するより、住信SBIネット銀行でドルに両替してからSBI証券に入金した方が為替手数料が安いです
外貨積立を利用するとさらに手数料が安くなるのでお得ですね
2、米国株を購入
日本の株式売買と同じように、米国株の買付時・売却時にも手数料が発生します
SBI証券での1回あたりの売買手数料は0.45%です
以前は最低手数料というものが存在し買付金額が少ないと手数料が高くなってしまう「手数料負け」が起きてしまいましたが、2019年7月に最低手数料は撤廃され少額でも購入しやすくなりました
3、配当金受取
ようやく配当金の受取ですが配当金には税金がかかります
米国株の税金
・米国源泉徴収で10%が課税
・日本で所得税・住民税として約20%が課税
合わせて税金が約28%掛かります
そのため日本で実際に振り込まれる配当金は約72%に減ってしまいます
例えば配当金が100ドル出ていても手元に残るのは約72ドルになります
結構減りますね…(涙)
しかし二重課税は外国税額控除を活用することで取り戻すことができます
めんどくさいですが…
4、円に両替
配当金はドルで受け取ります
再投資する場合はそのままで大丈夫ですが、日本で使用する場合は日本円に両替する必要があるため、ここでも為替手数料がかかります
【住信SBIネット銀行での手数料】
・外貨普通預金で1ドルあたり4銭
・SBI証券からドルを即時入金でき手数料無料
(ドルから円に両替時は積立購入は使用できません)
【SBI証券で円で直接購入時の手数料】
・1ドルあたり25銭
ドルから円に両替時には外貨積立を利用できないため、ドルを住信SBIネット銀行に移行し
1ドルあたり4銭の手数料で両替します
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受け取るまでにかかる手数料や税金
受け取るまでにかかる手数料や税金で一番安いケースを考えると
円からドルに両替:1ドルあたり2銭
米国株購入:売買手数料は0.45%
配当金受取:税金が約28%
ドルから円に両替:1ドルあたり4銭
以上が最低でもかかってくるようです
まとめ
米国株を購入し配当金を受け取るまでの手数料と税金を調べてみました
日本円で暮らしている私たちには一度米国ドルに両替がする必要があるので、為替手数料がかかってしまいます
また税金もあとで取り戻すことはできますが、アメリカと日本で二重で税金がかかってしまいます
結構手数料や税金がかかってきますね
ぱっと見これだけを見ると米国株に投資するメリットが見当たりませんが、それでも米国株に投資する目的は成長性にあります
日本株の方が税金面では有利ですが、株価の値上がりや配当金の増配が期待できる米国株の方が手数料がかかっても投資をするメリットがあると考えます
いつかは手数料を気にしないくらいお金を稼いでみたいものですね(笑)