【映画】 「グリーンブック」感想 KFCを食べたくなる映画
人種差別の強い時代で出会った二人がユーモアを交えて交流していく話
途中で出てくるKFCがおいしそうで食べたくなります
あらすじ
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。
引用元:映画.COM
感想
黒人と白人が人種差別を乗り越えて交流する映画はいくつか見てきましたが、大体は白人が堅物でお調子者の黒人がコミュニケーションをとっていくものが多い気がします
しかしこの映画は逆でした
黒人の方が堅物で頭が良く上品、白人ががさつな感じです
結構固定観念で黒人の方が明るいキャラだと思っていたので、びっくりしましたね
前半からばりばりの人種差別のオンパレード
ほんの少し前までこういったことが普通だったのだから、色々考えさせられますね
むしろ今よくここまで改善してきているなと
なんだかんだで黒人のシャーリーの専属運転手となる白人のトニー
一方的に話をするトニー、途中でケンタッキー州でKFCを食べるシーンがあるのですが、アメリカ人でもケンタッキーに行くとテンション上がるんだなとほほえましくなりました
あーKFC食べたい
徐々にシャーリーのことを知っていくトニーですが、シャーリー自身も黒人のコミュニティになじめず孤独を感じていて、なかなか同じ人種間でも当然ですけど悩みはあるんですね
悩みは尽きませんね
後半の街中のクラブで演奏するシャーリーが楽しそうで見ていて楽しい気分になりました
ただ演奏の前に怪しい人影があって、この演奏が終わったら不幸があるのかと身構えてしまい完全に楽しめなかったのが残念です(笑)
結局怪しい人影の伏線はあっさり回避されるのですが、伏線とか気にする性格は損だなと感じました(笑)
まとめ、最後に思うこと
暗いテーマに明るい音楽が輝く映画でした
人種間に問題があっても人と人が一対一で向き合えば理解し合えるのだなと感じる映画です
なにはともあれチキンバケットを抱えて食べながら見たい映画ですね