【映画】 「TIME/タイム」ネタバレ感想と考察 設定が魅力的
映画タイムを見ました
以前からこの映画の設定が魅力的でいつか見たいと思っていたら
アマプラにありましたので見ることができました
時間=お金という斬新な設定
お金の代わりに自分の時間(寿命)で支払う世界はどんなものなのかを堪能しました
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あらすじ
科学技術の進歩によりすべての人間の成長が25歳で止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた体内時計「ボディ・クロック」が示す余命時間だけ生きることができる近未来。貧困層には余命時間が23時間しかない一方で、富裕層は永遠にも近い時間を手にする格差社会が生まれていた。ある日、ひとりの男から100年の時間を譲り受けた貧困層の青年ウィルは、その時間を使って富裕層が暮らす地域に潜入。大富豪の娘シルビアと出会い、時間監視局員(タイムキーパー)の追跡を受けながらも、時間に支配された世界の謎に迫っていく。引用元:映画.COM
感想
時間=お金
時は金なり、タイムイズマネーを体現した本作品
この世界では25歳の姿のまま老けません
25歳からは自分の寿命を減らして食べ物や生活するすべてのものを引き換える必要があります
寿命は労働などで得ることもできます
全てのものに寿命を支払う必要があるので、コーヒーを買うのに数分、バスに乗るのに数時間、自動車を買うのに数年間もの寿命を使う必要があり
しかも寿命が常に見えているので刻一刻と自分の死が近づいてくる怖さがあります
貧困層での暮らし
主人公は貧困層の出身で常に寿命が1日以下で生活している
まさしく死と隣り合わせです
街中には死体が転がっています
ただし映画の中では見慣れているのかそこまで悲壮感はありません
結構ワイワイ暮らしていました
ハミルトンの人生が考えさせられる
個人的には前半に登場する富裕層出身のハミルトンが印象に残りました
膨大な寿命を持っており永遠の命とお金がある状態のハミルトンですが
人生に虚無を感じ死を求めて貧困街へ
彼の人生はどんなものだったのか
莫大の資産があっても満足できないものなのでしょうかね
お金だけではない人生の本質を考えさせられます
主人公は結局どうしたかったのか
最終的に主人公のウィルはどうしたかったのか
ハミルトンに寿命をもらい時間を無駄にするなと言われた主人公ですが時間を無駄にしまくります
もらった時間をいきなりカジノでギャンブルに使います
その後は貧困層に富を分配すると言い銀行を襲い適当にばらまきます
序盤でウィルの友人に時間を与えたことで、友人は自滅し死んでしまいましたが
主人公はどう思っていたのでしょうか?
それと同じことをしているだけな気がします
貧困街はなくなるわけではないので永遠に銀行を襲い続けるのでしょうか(笑)
作中にも合った通りインフレがさらにひどくなる気がしますね
人から与えられた時間(お金)では上手くいかないかもしれません
自分の頭で考え自分の力で得たお金でないと破滅するのかもしれませんね
まとめ、最後に思うこと
時間=お金という魅力的な設定の映画ですが内容は荒い印象でした
主人公の行動が何をしたいのかいまいち分からずもったいない感じです
システム自体を壊すとか、人生について考えさせる内容だったら名作でしたね
序盤のハミルトンからもらった寿命を上手く使ってほしかったです
作中にギャングやらタイムキーパーなどが出てきましたがこれも謎でした
それでも作中ではインフレの描写が分かりやすく表現され、また寿命=お金のため、
人生においての時間の重要性を改めて感じた映画でした
今回見た映画
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