【映画】「ジョーカー」感想 悪のカリスマというほどには…
以前ヒットした映画ジョーカーを見ました
なんでもアメリカでは社会現象になるほどヒットしていて、国際映画祭でも賞をとり、日本でもブームになっているそう
ヤフートップにも載っていました
バットマンは見たことないのですが面白そうなので見に行ってきました
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あらすじ
「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描く。「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。
引用元:映画.COM
感想
狂気の世界をホアキンが上手く表現していました
途中から現実の世界なのか妄想の世界なのかわからないよう交差し始め、病んでいく表現が面白かったです
何もかも吹っ切れたアーサーがピエロに扮し階段を下りてくるシーンは圧巻です
このシーンだけでも魅力的な映画だと言えます
ただ個人的にはあのくらいでそこまで狂気な世界になるのかなと思いました
あれが銃社会の怖いところですかね
アーサーの闇
主人公であるアーサーは障害を抱えており自分の意図せずに笑ってしまいつらい人生を歩んでいます
そのため精神を病んでいて病院や薬を処方してもらっている毎日です
アーサーの人生はつらいものだったことがうかがえます
さらに追い打ちでカウンセリングや薬が打ち止めになり、仕事の同僚にはめられ(?)仕事を首になり、母親の介護をしなければならなかったりと追い詰められます
そんな時に地下鉄内でガキ3人に絡まれて手に持っていた銃で撃ってしまいます
もうこの辺で銃社会すぎますね
さらに父親だったと思ったら母親の妄言で、恋人も妄想、唯一の心のよりどころであった母親に実は裏切られていたと知ってしまう
少しマザコンっぽいところがあったのでこれはきつかったでしょう
何もかも守るものがない主人公は吹っ切れて悪のカリスマとなってしまいます
格差の拡大
映画を見ていて格差の拡大はろくなことがないと思いました
そして階級の上の人間が下の人間を馬鹿にしたとき
下の人間は黙っていないということですね
あのテレビ番組は何であれを放送して、アーサーを出演させようと思ったのでしょうか
再度馬鹿にしようと思ったのかな
無理やり引き金を作っている感じでした
まとめ
現在ヒットしているので見に行きましたが、ちょっとなという感じでした
そんなに狂気になるような環境ではないのではないかと個人的には思ってしまいました
私も昔からろくな人生ではなかったですが、必死に生きてきました
今でもとても普通の人生を歩んでいるとは言えません
それでも何とか前を向いて生きています
格差があるのは当然です
上を見ても下を見てもきりがありません
それでもみんな頑張って生きているんじゃないかなと思っています
この映画にはあまり共感できませんでした
悪のカリスマとしてのストーリーとしてもちょっと弱いなという感じでした